元大阪市長・大阪府知事で弁護士の橋下徹さんであれば、ビジネスパーソンの「お悩み」にどう応えるか。連載「橋下徹のビジネスリーダー問題解決ゼミナール」。今回のお題は「不倫報道」です──。

※本稿は、雑誌「プレジデント」(2025年9月12日号)の掲載記事を再編集したものです。

元大阪市長 橋下徹氏
撮影=的野弘路
1969年生まれ。大阪府立北野高校、早稲田大学政治経済学部卒業。弁護士。2008年から大阪府知事、大阪市長として府市政の改革に尽力。15年12月、政界引退。最近の著作に『政権変容論』(講談社)、『情報強者のイロハ』(徳間書店)などがある。

Question

不倫報道はこのままでいいんでしょうか?

週刊誌報道を中心に、ほとんど定期的に世間を騒がせるのが芸能人や政治家の“不倫ネタ”です。プライベートな問題であるはずの男女間や家庭内のトラブルをメディアが堂々と報じることに違和感はあるものの、一方で、不倫報道をきっかけに政治家の不正が発覚するケースもありますから公益性もないとはいえません。今の不倫報道のあり方について、橋下さんの見解は?