桐竹 勘十郎(きりたけ・かんじゅうろう)

桐竹 勘十郎
文楽人形遣い三世
1953年、大阪府生まれ。本名・宮永豊実。68年、吉田簑助に師事し、吉田簑太郎を名乗る。師匠から女形の芸、父から男役の芸を学んだ。2003年、父の名を継いで3世勘十郎を襲名。08年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、紫綬褒章受章。この2月23日に『KANJURO 人形の世界』を自らのプロデュースで公演。「通常の演目のほか、トークや対談、チェロ独奏で演じる『関寺小町』なども予定しています。多彩な趣向で“人形”の魅力をあますところなく紹介できればと考えています」。