聖書は古の書物ではなく、私たちの生活にも優れた示唆を与えてくれる……。大ベストセラー『超訳 ニーチェの言葉』の著者が、職場や家庭でのビジネスマンの尽きぬ悩みに、独自解釈した聖書の言葉で応える。

「疲れた」と思っていても「疲れた」と口に出さなければ、言ったときよりも疲労は少ないものだ。「もう駄目だ」と思っても口に出さなければ案外頑張れる。口に出すことで肉体が反応してしまうのだ。

ネガティブに考えるクセがあっても、なるべくそれは口にしない。逆にポジティブなことを口にするように心がける。頭の中で思うよりも、口にすることのほうが、人生を動かす力になりやすい。口にすればするほど、ハッキリと人生を決める力は強くなる。

右の言葉は旧約聖書「格言の書」の一節。格言の書は紀元前5~4世紀頃、あるいは紀元前3世紀頃に編纂されたともいわれ、信仰厚い生活を送るための宗教的格言集である。格言の前半分くらいはダビデの息子で栄華を極めたソロモン王の言葉とされている。