聖書は古の書物ではなく、私たちの生活にも優れた示唆を与えてくれる……。大ベストセラー『超訳 ニーチェの言葉』の著者が、職場や家庭でのビジネスマンの尽きぬ悩みに、独自解釈した聖書の言葉で応える。

これも妄想である。リストラの危機であっても、リストラされたわけではない。教育費が重くのしかかってくるのも、これから先のことである。そうした妄想に思い煩って心を痛めるのは体に悪いことだと聖書は説いている。

しかし人は生きている限り、苦しみや心痛がついて回る。それにどう向き合うか。苦しみや心痛から逃げては何も解決しない。すべてを受け入れて自分なりに懸命に対処するならば、やがて大きな収穫となって戻ってくる。