以来、大学組織の外の人たちを集めた学びの場「Learning bar@Todai」を主宰するなど、外の世界に目を向ける活動を始めました。異なる立場の人たちとの交流が、自分の研究に新しい視点を与えてくれています。

自分を成長させてくれるのは、「おまえだったら大丈夫」と言ってくれる“安心屋”と「このままじゃダメになるぞ」と言ってくれる“緊張屋”の2つのタイプです。もし自分の周りにいなければ、twitterやfacebookなどを利用して勉強会に参加し、人脈を築いていくのも1つの方法でしょう。

枠にとらわれず経験や人脈をつくり、成長機会を求める――そうした前向きな姿勢が閉塞感を突破する武器になるのです。

東京大学大学総合教育研究センター准教授 中原 淳
東京大学卒業、米国マサチューセッツ工科大学客員研究員などをへて、2006年より現職。著書に『職場学習論』『リフレクティブマネジャー』(共著)など。
(構成=稲泉 連 撮影=上飯坂 真)
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