「新潟産コシヒカリ」以外はベストの炊き方にならないことがある

さらに、最近では多機能な電気炊飯器が話題になっています。

実は、今の主流になっている圧力IH式炊飯器のほとんどは、流通量が全国的に多い「新潟県産コシヒカリ」を美味しく炊き上げるように作られています。

そのため、他の産地や品種のお米の場合は、ベストな炊き方になっているとは言えず、本来の味が出ないことも多くあります。

そこで、様々なモードを選べるようにしたり、センサーを付けたりするなどして、様々なお米に合った炊き方ができるような炊飯器も登場してきています。

また、無洗米とお水を炊飯器内にセットしておくことで、自動で計量して炊飯してくれる炊飯器も誕生しています。

写真=iStock.com/Artit_Wongpradu
「新潟産コシヒカリ」以外はベストの炊き方にならない(※写真はイメージです)

最低でもIH式を買うべき

これから美味しくご飯が炊ける電気炊飯器を買うなら、最低でもIH式炊飯器をおすすめします。

また、予算が許すようであれば、最新式の圧力IH式炊飯器の方が良いことは、ここまでのご説明でご理解いただけたでしょう。

最新式の圧力IH式炊飯器の中には、お米を炊くだけではなく、他の圧力調理もできるものもあるので料理の幅も広がることでしょう。

ご飯はほぼ毎日食べる食べ物です。多少高くてもそのリターンは大きいと言えるでしょう。ぜひ、自身で納得のいく炊飯器を選んでみてください。

無洗米でも研いだほうがいい場合がある

お米を炊く前に大切な工程として、「お米を研ぐ」があります。研ぎ方1つでご飯の味は想像以上に大きく変わります。

お米を研ぐ際に最初に大切なのは、お米の状態の確認です。

無洗米は基本研ぎませんが、ブラシなどで仕上げられた簡易無洗米については、お米を見て、少し黄色みがかっているようなら研いだ方が良いでしょう。

一般的な精米の場合も、お米の状態を確認して研ぐようにしてください。そこで糠が多く付着しているようなら、少し強めに研いでください。