問題は「パワハラ」「おねだり」だけではない

上野県議は「事前の議論や関係部局での調整も不十分であった。知事の思い入れが優先して、各分野・方面に対する配慮が欠けている」などと県職員との意思疎通に問題があることを批判している。

片山安孝副知事は7月12日の辞職会見で、斎藤知事が以前から県議や県職員らに対するコミュニケーションが不足していたことを指摘していた。

いずれ、「知事の政治資金パーティー券購入」と「阪神・オリックスの優勝パレードの費用」は百条委員会で取り上げられる問題であり、斎藤知事を含めてすべての証人を呼んで事実関係を明らかにすべきである。

「副知事らが勝手にやったことで、斎藤知事は知らなかった」では済まされないだろう。

パワハラ、おねだり疑惑と違い、まさしく犯罪行為を疑わせるから、事実関係はしっかりと調べなければならない。

一方で、マスコミはわかりやすい「パワハラ」「おねだり」ばかりを面白おかしく報じているが、兵庫県政の混乱を生んだ本当の原因がどこにあるのかちゃんと伝えるべきである。

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