日本が抱える「4つの課題」

では日本の課題とは一体どのようなものでしょうか。

人によって見方が違うかもしれませんが、おおむね以下4テーマに絞られるのではないかと思います。

1 少子高齢化
2 エネルギー・資源の輸入依存
3 災害の多発
4 防衛力の不備

これらを基に、今後有望な投資テーマを考えてみましょう。

「AI」開発企業に大注目

まず第一に、「AI」があげられます。

「少子高齢化」の解決策として、AIの活用が考えられます。人口が減る分、AIの導入が進むからです。

これまでAI関連で伸びてきたのはエヌビディアなどハードウエア企業が中心でしたが、今後はAIそのものを開発するソフトウェア企業も伸びてくるはずです。

日本にもpluszeroなど純国産のAIを作っている会社があり、すでにコールセンターなどで活用が始まっています。

ほか、いわゆるAIではないのですが、広い意味でのソフトウェア関連テーマとしてVTuber関連サービスにも興味を持っています。「にじさんじ」を運営するANYCOLORなど、好業績を続けている企業もあり、今後の注目テーマだと思います。

「女性の活躍を後押しする企業」は買い

第二に「女性の社会進出」があげられます。

少子高齢化で労働人口が減るため、今後ますます女性の社会進出が進むと思われます。「女性の活躍を後押しする企業」に注目してみると面白いのではないでしょうか。

たとえば富士製薬やあすか製薬HDなどは、不妊治療や更年期障害など、女性特有の症状に特化した医薬品を得意としています。ほか、人材派遣のワンキャリアなど、女性の労働環境改善を後押しする企業にも注目です。

写真=iStock.com/RyanKing999
「女性の活躍を後押しする企業」は買い(※写真はイメージです)