あっという間に売り切れてしまう

また、江戸時代に徳川幕府や大名への献上品とされていた下仁田ねぎも、贈答品として人気があります。その独特の甘みと柔らかな食感は、鍋物に使うと絶品です。

その中でも丈が短く太い白根が特徴の特選品も贈答品として人気の商品です。

・特選下仁田葱「殿様」……2Lサイズ約20本1万円

これらの高級ねぎは、期間限定で売り出され、あっという間に売り切れてしまうほど人気です。

写真=iStock.com/alder7
あっという間に売り切れてしまう(※写真はイメージです)

ねぎが1万円と言うと驚きますが、これは単なる野菜ではなく、特別な価値を持つ贈り物として見られているようです。

1本の重さが600g近くある

ほかにも、贈答品として選ばれるねぎには、縁起が良いという理由で人気の商品があります。

・ひたち紅っこ 赤ネギと長ネギの食べ比べセット……5キロ2500円

茨城県特産の赤ねぎは、生産者が少なく希少価値が高いねぎです。アントシアニンを多く含み、抗酸化活性や総ポリフェノール含量が白ねぎよりも多いのが特徴です。柔らかく甘みがあり、加熱すると甘みが増します。

・千寿葱(金品極太)……8本~10本5300円

ねぎ農家6代目の金次郎さんが育てる、土の力が違うと評される極上の長ねぎです。1本の重さが600g近くあり、市販のねぎと比べて格段に太く重いのが特徴です。特に年明け以降に収穫された物は糖度と旨みがさらに増します。