誰とでも楽しく話せる人がこっそりやっていること

最後にご紹介したいのは、第11位の『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』。2023年を代表するベストセラーとなった『頭のいい人が話す前に考えていること』の著者、安達裕哉さんが、コンサルタントとして出会ってきたさまざまな「仕事ができる人」の行動習慣や仕事術をまとめた一冊です。

安達裕哉『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』(日本実業出版社)

コミュニケーションの達人になりたいなら、「相手の趣味・好きなものを必ず聞いて、教えてもらったら、とりあえず試す」を取り入れましょう。

著者には、誰とでも楽しく話せる知人がいます。その秘訣を探るべく様子を観察し続けたところ、あることに気づきました。それは、彼が誰かと会うと、必ず相手の趣味や好きなものを尋ねて「私におすすめはありますか? 何か良いものがあれば、教えてほしいのですが」と言うことです。

「相手の趣味を聞くなんて、コミュニケーションの基本でしょ? 私だってやってるよ」と思われるかもしれません。ですが、この話には続きがあります。彼は、相手からおすすめされたものをすべて試し、感想を伝えていたのです。ここまで徹底する人は珍しいですし、これをされて嬉しくない人はいないでしょう。

そのほかにも、常に成果を出す人になるためのヒントが満載の本書。新入社員からベテランまで、誰にとっても学びの多い一冊です。

2024年上半期は、半年の総集編となる人気書籍が出そろいました。『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』は2月の第1位、『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』は3月の第1位、『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』は2月の第2位でした。年末にはどのような本がランクインするのか、引き続きチェックしてまいります。

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