小さいミカンのほうが味が濃い確率が高い

・目利きポイント

①小玉の温州ミカン
貯蔵ミカンを除き、小さいミカンのほうが味が濃い確率が高い。

②ヘタの中央の軸(果梗跡)が細いもの
温州ミカンは樹齢が高いほど果梗が細く、また味の濃い実ができる傾向にある。

③皮の粒々が小さくて多いもの
表面の粒々(油胞)にはリモネンなどの精油成分が詰まっている。油胞が小さくて多いほど香りが高い。

色が濃いほうがオススメ

④外果皮に適度なキズがあるもの
温州ミカンには、陽のよく当たる、木の外側に成って、糖度も高い傾向にある[外成りミカン]と、陽があまり当たらない、木の内側に成る[内成りミカン]がある。枝や葉が風に揺られて、外果皮についたスリキズは外成りミカンに多い。

⑤外果皮が濃いもの
店頭で、同じ産地のミカンを選ぶ場合は、より色が濃いほうがオススメ。ただし赤いネットに入っている場合は、実際の色より赤く見えるので注意。

写真=iStock.com/karimitsu
「赤いネット入りのミカン」には要注意(※写真はイメージです)

⑥浮き皮でないもの
浮き皮とは、実と果皮の間に隙間があるものをいい、味が薄い傾向がある。ただし、外皮はとてもむきやすい。

⑦等級が高いもの
産地や出荷団体が同じなら、等級が高いと糖度も高いことが多い。産地や出荷団体が違えば、基準は異なるが、ミカンの空箱を見つけたら、等級(秀・優・可など)を確認しておき、より高い等級のものを選ぶのもオススメ。