「ヤバい人」を見極めるキラー質問

「なぜ前職を辞めた(現職を辞める)のですか?」

これは「ヤバい人」を見極めるキラー質問なので、詳細を説明します。

「本当の退職理由」を尋ねるアンケートによると、職場の人間関係が悪い、給与が安い、会社の将来性が不安、仕事内容が合わない、残業・休日出勤が多い等が代表例となっています。

たとえば「職場の人間関係が悪い」は本音としては理解できますし、実際、統計上でも上位にランキングされています。

とはいえ、それだけではハラオチしないでしょう。

退職を決断するということは、どれだけ悪かったのか? それを単なる悪口ではなく、具体的かつ丁寧に話して、「さすがにそういった状況なら、私も辞めるな」と企業側(面接官)が納得するくらいの説明力が求められます。

そして「その退職理由なら、当社に入っても同じことにならないか?」をチェックする必要があります。

退職理由を深掘りする

そこで退職理由を一通り聞いた後に、「当社でも同じような状態は起こりうる」と前置きした上で、「それなら、当社も同じように辞めてしまうのではありませんか?」と、深掘りしてみましょう。

回答に窮してしまうのか? それとも「いや、そうはならない。なぜなら~」と納得のいく回答を展開できるのかで、当人の本当の姿が見えてきます。

特にこうした追及の場合は、回答内容以外にも、不満げだったり、逆に感情をおくびにも出さないで飄々としているといった、表情や仕草にも表れてきます。

そうしたサインも逃さず、言葉と行動が一致しているかという視点からも、当人をよく観察してください。

「自動車や自転車の事故歴、違反歴はありますか?」

事故歴、違反歴があるからといって、ただちに「当社では使えない、ヤバい人」と認定するわけにはいきません。

ただ、コンプライアンス遵守が叫ばれる今、こうした歴が多い人はそういった傾向がある、と見て良いでしょう。

特に仕事で運転をする仕事、たとえばドライバー職や郊外の外回りの営業職などの場合は注視すべきですし、それ以外でも通勤で自動車、もしくは自転車を使う人も多いでしょうから、会社側としては聞いておきたい質問でしょう。

特に社有車で事故を起こしたりすると、その事後処理だけで社内に大変な労力がかかります。解決まで長引けば、その分の負担も大きくなります。事前にチェックしておきましょう。

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