糖尿病の人はアルツハイマー病になりにくい

なお、「糖尿病はアルツハイマー病を引き起こす」という人がいますが、それは「糖尿病の治療を受けている人」の話です。

和田秀樹『65歳から始める和田式心の若返り』(幻冬舎)

浴風会病院による研究結果では、糖尿病の人は糖尿病でない人に比べ、アルツハイマー病の発症率が3分の1にとどまっていました。この結果もあり、浴風会病院では血糖値を高めにコントロールしていました。

私自身も糖尿病ですが、歩くこととスクワットで血糖値が300mg/dLを切ることを目標にコントロールしています(基準値は110mg/dL以下)。300mg/dLを超えたときだけ薬を飲んでいます。

糖尿病合併症が起こりやすい眼底と腎機能の検査は定期的に受けていますが、今のところ問題は起こっていません。

薬の服用は最小限にとどめ、不調のときに飲むように心がけるとよいでしょう。

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