すぐにお腹が空くのは食事内容が偏っているから

食事をしたのにすぐにお腹が空いてしまう方は、食事の組み合わせに問題があるかもしれません。ご飯、パンなどの糖質ばかり、もしくはサラダなどの野菜ばかり、肉、魚といったタンパク質だけ……。食事の内容が偏っていると、腹持ちがとても悪く、すぐにお腹が空いてしまうことがあるのです。

それを解決するのが「痩せ食トライアングル」です。

ルール1:「糖質・タンパク質・食物繊維」の3つをそろえる!

朝はコーヒーだけ、お昼はおにぎりだけ、夜はまとめてバランスよく食べる……という食生活の方はいないでしょうか。このように、3食のうち1食だけバランスよく食べても、体が一度に吸収できる栄養素には限りがあります。栄養は「食べ貯め」ができないのです。そのため、3食バランスよく食べることが大切です。

でも、正直言って、「バランスよく食べる」ってものすごく面倒ですよね。だから、せめて「糖質」「タンパク質」「食物繊維」の3つだけでも、意識してみてください。

ダイエット中はとくに、コンビニで「何を買ったらいいかわからない」と悩んでしまい、とりあえずカロリーの低いものを選ぶと、栄養バランスが悪くなりがちです。

そこでコンビニ3品ダイエットでは、「糖質」「タンパク質」「食物繊維」の3つを1食の中にそろえる「痩せ食トライアングル」で食べ物を選んでいきます。

糖質から食べると脂肪を溜め込みやすい体になってしまう

ルール2:「食物繊維→タンパク質→糖質」の順に食べる!
齋藤好美『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』(かんき出版)

コンビニ3品ダイエットでは、痩せ食トライアングルで選ぶこと以外に、もうひとつ大事なことがあります。食べる順番です。3品を選んでただ食べるのではなく、「食物繊維→タンパク質→糖質」という順番に食べることで、より腹持ちがよくなり、ダイエットを順調に進めていけます。野菜を先に食べることで、胃の中に野菜のネットを張るイメージです。より満腹感を感じることができ、余計なお菓子を食べてしまう機会が減ることでしょう。

また、この食べ順は、血糖値の急激な上昇も防いでくれます。血糖値が急激に上がると、脂肪がつきやすく、脂肪を溜め込みやすい体になってしまいます。さらに、血糖値が上がりすぎることで「イライラ」して、さらに「糖」を欲するようになり、必要以上に食べすぎてしまうことがあります。そういったことも防げるのです。