健康に痩せられる食生活とはどんなものか。食事指導を行うイートバランス代表の齋藤好美さんは「痩せやすい体をつくるには適量な糖質が欠かせない。コンビニランチでアップルパイを選んでも、組み合わせ次第ではダイエットメニューになる」という――。
※本稿は、齋藤好美『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』(かんき出版)の一部を再編集したものです。
「おにぎり3つ」より「おにぎり1つ+おかず」が満腹になる理由
お腹が空くからとご飯を大盛りにしたのに、すぐにお腹が空いてしまったことはありませんか? 量よりも組み合わせ次第で、満腹感が続くことがあります。「おにぎりを3個」食べるよりも、糖質、タンパク質、食物繊維という3つの栄養素をそろえた「痩せ食トライアングル」に沿って、「おにぎり1個、お味噌汁、目玉焼き」を食べるほうが、腹持ちがいいのです。
ある女性は、いつもお腹が空くので、小さいころから大盛りご飯がやめられずにいたそうです。しかし、糖質、タンパク質、食物繊維の3つをそろえて、おかずも一緒に食べることで、普通盛りでも十分腹持ちがよくなり、半年で8キロも痩せました。
普通に考えれば、摂取カロリーより消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを減らすことができれば、「痩せる」ことになります。たとえば、
・野菜のカレーライス……800キロカロリー
・野菜のカレーライスにシーフードをトッピング……950キロカロリー
だとしたら、前者のほうが摂取カロリーが少ないので、痩せそうな気がします。