野菜ばかり食べているのに痩せないのはなぜか

ただし、逆に食物繊維をとりすぎていてお通じが悪くなる、ということもあります。野菜ばかり食べている、でも痩せない、お通じが改善しない……という場合は、もしかすると、食物繊維をとりすぎているのかもしれません。

そんな方こそぜひ、コンビニ3品ダイエットのルールにそって、3つの食品をそろえてみてください。自分にとって何が不足していて、何が多いのか、1食の中でそろえてみるとわかってきますよ。

また、食物繊維→タンパク質→糖質の順に食べることもポイント。これによって血糖値の急激な上昇を防ぎ、より満腹感を感じることができて、ダイエットを順調に進めていくことができます。

甘党におすすめのコンビニランチ3品

では、実際にどのような3品の組み合わせがいいのでしょうか。ランチにおすすめなコンビニ3品メニュー例をピックアップしてご紹介しましょう。

〈昼の痩せ食トライアングル〉
アップルパイ、生ハム、袋サラダのトライアングル
イラスト=深蔵

(1)アップルパイ
りんごに含まれるペクチンは、加熱すると増えて、腸内環境を整える効果があります。代わりにオススメなさつまいも蒸しパンは、さつまいもが食物繊維が豊富、低GI食品で、血糖値が上がりくく脂肪にもなりにくいです。

(2)生ハム
調理せずに食べられる生ハムは、手軽にパンに挟んだり、ラーメンの具材にしたりとアレンジが効いて便利です。ただ、塩分が多いので、その日は水分をしっかりとって、むくみを防止しましょう。

(3)袋サラダ
袋サラダは、種類も豊富でアレンジもしやすく、食物繊維の大定番! ちょっとひと手間加えられる環境なら、マヨネーズとお酢であえてコールスロー、レンジで加熱して温野菜、ごま油と塩であえてナムル、オリーブオイルとレモン果汁で野菜マリネ……と、アレンジも無限大です。

甘いものが好きな方は、アップルパイを糖質として選んでOK! ただ、単体で食べると、血糖値が上がりやすく脂肪になりやすいというデメリットが。そこで、袋サラダをプラスして、血糖値の上昇を緩やかにしましょう。

ただ、その2品だけだと腹持ちの面で心配なので、生ハムなどのタンパク質も一緒にとってください。栄養バランスがアップし、腹持ちもよくなります。生ハムはカロリーも控えめです。

このように、コンビニでも手軽にバランスの良いメニューがそろいます。ぜひ参考になさってください。

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