ブランド・ロイヤリティって何ですか?

<お答えしましょう!>

そのブランドの商品をすべて欲しくなるほどの「忠誠心」のことです。

前項で紹介したブランド・ロイヤリティという概念について、もう少し詳しく説明します。ロイヤリティとは日本語で「忠誠心」です。あるブランドが好きなあまり、自分の持ち物のほとんどすべてをそのブランドで構成したくなる気持ちをいいます。

たとえば、日常的に使うもののほとんど全部を無印良品の商品にしている人、スマホもパソコンもAppleで統一している人といえばわかりやすいのではないでしょうか。

脳内にイメージを定着させ差別化を図る

それでは、ブランド・ロイヤリティを確立するためにはどうしたらいいのでしょうか。それはブランド・パーソナリティを明確にすることです。ブランド・パーソナリティとはブランドを人にたとえたときにどんな人かを表す概念で、たとえば無印良品なら「実用本位でシンプルなデザインを好む職人気質な人」といった感じです。ブランド・パーソナリティがあると、その人格に共感する人を惹きつけることができます。

さらに、組織連想も大切です。組織連想とは、たとえば「無印が作るのなら、コストは抑えながらも、ムダを省いて品質はいいのだろう」といったように、その企業を思い浮かべたときに組織への信頼感に基づいて商品へのポジティブなイメージが連想されることです。

KEYWORD:パーソナリティ
人格。ブランドを人にたとえた時にイメージされる人格をブランド・パーソナリティと呼ぶ
関連記事
「砂漠を旅する人」に水を売るのは三流…一流営業マンが知っている"本当に欲しいもの"の見抜き方
アルコール度数3%、5%、7%に「9%出ました」は全然ダメ…檸檬堂仕掛け人が作った秀逸キャッチフレーズ
世界一の自動車メーカー・トヨタの原動力はこれだ…顧客が他社に乗り換えたときに営業マンが口にする言葉
ユニクロとは「真逆の戦略」で大成功…機能性を売りにしない女性アパレル「ハニーズ」が絶好調な安さ以外の理由
なぜ孫正義社長は「すぐ電話をかけてくる」のか…仕事がデキる人がメールより電話を多用する本当の理由