なぜゲームをしているときに眠気がとれるのか

物事の観察が荒いと、刺激の総量が下がってしまい、退屈の眠気が発生します。

面倒くさく感じて頭を使っていない場合は、仕事全般に対して受け身になってしまっていると言えるかもしれません。

ゲームをしているときなどに眠気がとれるのであれば、なおさら、今の仕事に対して楽しみを見つけることが大切です。

睡眠時間が長いことで、GABAなどの刺激の感度を下げるホルモンの影響を多く受け取ることになり、日中いつも眠くなってしまいます。

いつも眠いときの3秒スイッチストレッチ
①姿勢を正して椅子の前に立ち、舌を歯茎から口の上部(硬口蓋こうこうがい)にかけて押し当て(「ラ」を発音する直前の状態〈通称LA〉)1、2、3と呼吸を整えます
②①の状態のまま、頭の角度を変えずに着座します。着座後に視線を目の前の作業に移します(これが崩れにくい美しい姿勢です)
③10分に一度アラームを鳴らし、姿勢が崩れていないかを確認します

「10分に一度は多すぎるのではないか?」と思われるかもしれませんが、自分が持っている動作の癖の強さや、修正の難易度を甘く考えてはいけません。

何度も修正し、正しい形の刷り込みがあってこそ、いつの間にかできるようになっているものです。

少なくとも2週間は継続してみてください。完全ではないにしても、今までの自分とは別人のような所作になります。

呼吸と姿勢を修正するだけでも、眠気が嘘のようにとれていきます。

いつも眠そうな人ほど、一日も早く眠気のコントロール術を学ぶことで、自分が達成したいゴールに近づき、周囲の評価も大きく変化するでしょう。

単なる8時間睡眠より全身運動30分後の6時間睡眠を

季節ごとの眠気への対策も、あなたの本来の力がどれだけついているかが大切になります。

季節の移り変わりで眠くなるのは、問題です。

これまでの眠気解消法でも運動を強くオススメしていますが、身体の活動と眠気は最もわかりやすく関係しています。

運動不足、筋肉不足の人はフィジカルやスタミナの点から、健康的な覚醒状態を持続することが難しくなるのです。

春は暖かくなったことによる安心感が発生し、本能的に眠くなりがちです。

また、花粉症の影響により鼻づまりに悩む人も多いので、湿度対策は冬と同様にしっかりと行いましょう。

夏は眠気が発生しづらいものですが、一方で入眠が難しくなりやすい時期でもあります。あまりに睡眠時間が短いと、睡眠不足による眠気が発生するかもしれません。

寝入りを良くするために、有酸素運動や筋力トレーニングを一定以上行うことが大切です。

全く運動をせずに8時間眠るよりも、30分ほど全身運動をしてから6時間寝たほうが、血流改善や筋肉の増加、ホルモンバランスや自律神経を整えるといった効果により、日中の眠気を抑制できます。

全身運動によって、睡眠時に血液の流れるスピードが下がるのを抑制し、あらかじめ毛細血管に血液を循環させておくことができます。

すると、寝起きの倦怠感が軽減でき、酸素不足の眠気を抑制できるのです。