苦手な同僚にも動じず、人に頼れるようにもなった
Dさんは「親のさりげない言葉が、まさかこんなに影響していたなんて」と驚いていらっしゃいましたが、この気づきを得たことで、その後はだんだんと「普通にしていないと」という呪縛から解かれていきました。
今まで自分の感情や意思表示をしてこなかったので、最初は「何をしたいかわからない」と新しい悩みを抱いていましたが、だんだんと「Dさん自身の感情」が出てくるようになりました。
「パート先で、ボス的存在の主婦の機嫌にびくびくしていたけれど、何かあったら辞めればいい」と気楽に構えられるようになり、「食器洗いは夫にやってもらうようにしました」と人に頼れるようにもなっていったのです。
現在は「子どもの帰りが遅いときに、一人でお菓子作りをするのがちょっとした楽しみの時間」と趣味もでき、「自分がどう思っているか、どうしたいか」を基準に行動できるようになられています。