[プロンプト]
次の日本語の【原文】を英語に訳してください。そのときに、【伝える相手】と【伝える目的】を考慮してください。また英語のレベルを日本人の高校1年生くらいに設定してください。英語訳を2種類ください。
【伝える相手】私の会社の上司と、その家族
【伝える目的】クリスマスパーティーにおいて口頭で伝える
【原文】12月になってからとても寒くなりました。どうぞお体にはお気をつけください。また来年一緒に旅行に行きましょう。
[回答]
英語訳を2つご提案いたします。メッセージはシンプルで、高校1年生の英語レベルにも適しています。
### 英語訳1:
“December brought the cold, didn't it? Please make sure to stay warm and healthy. How about we plan another trip together next year?”
### 英語訳2:
“It's become so cold since December started! Please take good care of yourselves. Let's go traveling together again next year, shall we?”
#### 説明:
──英語訳1では、“December brought the cold, didn't it?”(12月が寒さを運んできましたね?)と、一緒に冷え込みを体験している感じを出すために疑問形を使い、コミュニケーションを和やかにしています。
──英語訳2では、“It's become so cold since December started!”(12月が始まってからとても寒くなりましたね!)と、一言目から明るく元気なトーンを出して、元気なムードを作っています。
両方とも、続く文もややカジュアルな言い回しをしており、上司やその家族との関係性がアットホームであることを想定しています。フレンドリーながらも、相手を敬っている言葉を選びました。
AIから英語を学ぶ時代の到来
プロンプトを駆使することで、流暢な英語を生成することができることを学びました。ただ、1つ懸念があるとすれば、大規模言語モデルに頼りきりになって、私たちの英語力が低下してしまうのではないかということでしょう。
しかし、これも使う人次第です。
一昔前では考えられなかったことですが、いまや機械翻訳や大規模言語モデルの英語を手本と見立て、よりよい英語表現を学ぶGood Modelという学習スキームも定着し始めています。
上で紹介したようなプロンプトを応用して、ChatGPTから身の丈にあった英語表現、時には自らの英語レベルよりも高い表現を生成してもらい、それを覚えて、自分で使える英語表現になるように学習してみてください。
本稿で紹介したChatGPTへのプロンプトについては、『ChatGPT翻訳術 新AI時代の超英語スキルブック』で詳述しています。ご興味のある方はご参照ください。