6畳洋室に子ども二人のパーソナルスペースを作る

自然光の入る明るいパーソナルスペースを2つ作るには、窓が2つあると理想的です。たとえば洋室には窓が2つあるため、窓が一つしかない和室より明るくなり、またパーソナルスペースも2つの窓を中心に作れるはずです。そこで今度は図表11のように、洋室を子ども部屋、和室を夫婦の寝室として部屋割りしてみました。

筆者提供

こちらは、部屋割りに沿って、洋室に子どもの家具を、和室に物干しや夫婦の衣類収納等を配置したパターン3です(図表12参照)。子ども部屋に入って、手前が妹のパーソナルスペース、奥が兄のパーソナルスペースになります。

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兄妹が一緒に使う衣類収納は子ども部屋入り口付近に置き、それぞれのパーソナルスペースにはなるべく入らないようにしました。また、2段ベッドについては兄妹の話し合いで、上が妹、下は兄が使用することになりました。

兄妹のパーソナルスペース双方に窓を確保

さらに寝台車のようにベッドにカーテンを取り付けたいというご要望から、兄のパーソナルスペースにはカーテンも取り付けてみました。それぞれのパーソナルスペースには窓があるため、パターン1パターン2に比べて明るい子ども部屋になります(図表13~15参照)。いっぽう、和室は室内干しスペースや衣類収納を配置して、夫婦のクローゼット&寝室にしています。

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このパターン3のレイアウトは、動線が広いため動きやすく、またエアコンや照明が効率よくいきわたりやすいなどのメリットがあります。しかし兄妹それぞれのパーソナルスペースがオープンなため、独立性がすこし弱いという欠点もあります。そのため、パターン1と同じく、同性の兄弟姉妹には向いていますが異性にはあまり向いていません。