部屋中央に2段ベッドを配置し独立性アップ
そこで、明るいながらも、なるべくクローズしたパーソナルスペースができないか? というAさんからのご要望を受け、さらに独立性の高いパターン4の家具レイアウトを考えてみました。
図表16は、パターン4の家具レイアウトです。子ども部屋に入って窓側が妹のパーソナルスペース、奥の窓際が兄のパーソナルスペースになります。兄妹が一緒に使う衣類収納は、どちらのパーソナルスペースに入らないでも出し入れできるように、子ども部屋入り口付近に置きました。
妹のパーソナルスペースはパターン3と同じく入り口付近ですが、奥に配置したことで独立性が高くなっています。兄のパーソナルスペースはさらに奥なので、4つのパターンの中でもっともパーソナルスペースが確保されている配置になりました。また、それぞれのパーソナルスペースには、窓もあるため、自然光も確保でき、またこまめな換気も可能です。
天井照明をさえぎらない高さのベッドを選ぶ
こちらの配置ですが、天井の照明が部屋中央にあるため、2段ベッドの上にきてしまいます。そのため、照明をつけたときは、ベッドが障害になり部屋全体に照明が行き届きにくいというデメリットがあります。対策としては背の低いタイプ(高さ130~140cm)の2段ベッドを購入して、なるべくベッドで部屋の照明をさえぎらないことが大切になってきます。