お腹が空いて眠れない夜にはゆで卵、茶碗蒸しを

「食べないほうがいいのはわかってるけど、何か食べないと眠れない」

お腹が空いて眠れない夜には、少しだけ何か食べちゃってください。

前述のように、眠る時には胃に食べ物が入っていないほうがもちろんいいのですが、「お腹が空いた空いた空いた……」とずっと感じてしまいどうしても寝つけないなら、ちょっと何かをお腹に入れることで寝つきやすくなる場合もあります。

私たちが何かを食べると体は消化活動を始めますが、消化活動は副交感神経が優位な状態で行われます。副交感神経は体をリラックスさせてお休みモードにするので、気分が落ち着いてきて眠りやすくなります。

とはいえ、これも前述のとおり、胃腸に負担がかかると睡眠の質が低下するので、消化しやすいものを食べましょう。

例えば、精神を落ち着かせて血をつくる働きもある卵がおすすめです。プリンでもいいのですが、できれば砂糖は摂らないほうがいいので、ゆで卵や茶碗蒸し(市販のものを活用してOKですよ)を選ぶといいですね。

よくおすすめされるホットミルクは、乳糖不耐症でなく、また体に不要なものが溜まっていない方ならよいでしょう。ただ、万人向けとは言えません。

また、味つけとして、シナモンや生姜を入れるのは避けてください。これらは体を熱くするものなので、入眠の妨げになってしまいます。少し味をつけたい場合には、体をうるおす作用のあるはちみつを加えましょう。

寝付けない時は、好みのアロマで気を巡らせて

寝つきやすくするために、好きな香りのアロマオイルを活用するのもいいですね。一般的には、不眠にはラベンダーがいいとされますが、ほかにジャスミン、柑橘類などの香りもおすすめです。

気を巡らせてくれるので、イライラやモヤモヤといったストレスが原因で寝つけない時の強い味方になってくれます。

香りの好みは本当に個人差が大きいので、あなたが好きで、心地いい、リラックスできる、という香りを選んでください。

最近は、火を使わず置いておくタイプのアロマディフューザーがあるので、就寝時にも安心して使えます。音が静かなタイプを選ぶといいですよ。