筋トレすればGDPが上がる

「老後、筋力の低下で足腰が弱って動けなくなるので、予防するためにもスクワットくらいは続けられる方がいいと思いますね。ふだん運動していないと姿勢や筋膜が固まっているので、ストレッチポールなどに乗ったりして筋膜リリースをしてあげるといいですよ。しっかり日頃から運動していった方が、老後、認知症も防ぎやすいです」

「老後」の話がよく出てくるのは私が年齢感を漂わせているせいでしょうか……。

AKIHITOさんは「筋トレすればGDPが上がります」とまたパワーワード的なことを言い放ちました。

写真=iStock.com/Kameleon007
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「労働人口が減少し、内需が減って経済が停滞している現状があります。人口減少を防ぐことはできなくても、高齢者の寿命は延びているので、健康寿命を延ばせば良いのです。40代を超えると疾病のリスクが増えてきます。40代50代になる前から運動し、食事の管理をすれば、病気のリスクを下げられて、労働力を担保しやすくなります。70代80代になっても働けるスーパーシニアを増やせばGDPが上がります」

仕事にも良い影響

たしかに寿命だけ延びても、健康寿命が短いと働き続けられないので、老後の貯蓄が心配です。筋肉を鍛えれば若者に交じって働けるかもしれないと希望がわいてきました。

「筋トレすることでポジティブになって仕事にも良い影響を与えられます。ただ日本人はフィットネスジムに行っている人の割合がめちゃめちゃ低いんです。アメリカは2割ですが日本は2.3パーセント。少子高齢化なのにフィットネス人口率が低いのは良くないです。大それたことですけど、僕はフィットネス率を上げて経済活動の活発化につなげたいと思っています」

コロナ禍でますますジムに行きにくい現状がありますが、最近はオンラインでも指導を受けられたり、YouTubeにトレーニング方法が上がっていたりするので、気軽に始められる風潮に期待したいです。