家を買ってわずか3カ月後にプロポーズを受ける

そんな中、彼女の人生にまた大きな決断の時が訪れます。「結婚」です。15年交際し、ずっとのらりくらりだった彼が、家を買ったわずか3カ月後にプロポーズしてきたのです。

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「なんで家を買う前にもっと話し合わないんだ……」と思いますよね。赤塚さん自身はすでに結婚への期待はなく、ずっとシングルで生きていく覚悟で、広さと自然に癒やしを求め、郊外の家を買ったのです……が、マイホーム購入直後に彼が会社から転勤を言い渡されてしまい、それに伴って赤塚さんにプロポーズ……ということだったのです。

この機会を逃せばもう結婚のチャンスはないかもしれないという危機感と、医療関係の仕事だったこともあり、彼の転勤先でも転職の目処が立つであろうことから、赤塚さんは意を決して彼についていくことに。

懸案のマイホームについては、買ったばかりで愛着もあることから、家賃13万円で賃貸に出すことにしました。

賃貸に出すも、借り手がつかないまま1年経過

「賃貸に出したのに、借り手がつきません」

赤塚さんがそう言って私の元にやって来たのは、マイホームを賃貸に出して1年が経過した頃でした。

ここで赤塚さんが貸し出したお家をいま一度思い出してみましょう――立地は、埼玉県にある「急行の止まらない」駅から「徒歩20分」。「55平米2LDK」で家賃が「13万円」――。大変酷なことを言えば、彼女のお家はすべてが「中途半端」で、私的には、借り手がつかないのも仕方ないよね……と思ってしまいました。