「お金も時間も必要」なのにバーに来て仕事の話
先日、noteのハッシュタグ企画「わたしが応援する会社」の審査員とお手本記事に携わりました。その担当者が、note社の平野太一さんという人だったんですね。
僕、最初、お手本記事で「好きな会社はマイクロソフト」っていう原稿を書いたんです。
ちょうど、ビル・ゲイツのドキュメンタリー番組を見たばかりで、ついついその感想文みたいなのを書いてしまったんです。
今思うとすごく薄っぺらい内容でした。平野さんとしては僕に「ダメ出しして書き直しをさせなきゃ」ですよね。
僕は彼からするとすごく年上だし、彼が入社する前からnote社での仕事をしているし、すごく言いにくかったと思うんです。
そしたら、平野さん、突然bar bossaに飲みにきてくれて、しばらく世間話をした後で、すごく言いにくそうに、「あの原稿ですが」って切り出してくれました。
別にメールですむ仕事だし、わざわざ就業後のプライベートな時間を割いて、さらにバーでの飲み代まで払って、言いにくいことを本人に言いにいくの、平野さんとしては「面倒くさい」し「大変」だし「お金も時間も必要」だったと思うんです。
仕事ができる人はベストを尽くす
でも、「これは、林の顔を見ながら言ったほうがいい」と判断してくれたんじゃないかと思いました。
自分の仕事に責任を持って、自分の担当している企画や原稿に、できる限りベストを尽くそうと考えたのだと想像します。それができるのってすごく優秀な人ですよね。
自分に与えられている仕事の意味、自分の役割、それに対して、できる限りのベストを尽くそう、みんなが「得」したり「良い関係」になれたりする仕事をしようって思いながら働ける人、僕はすごく好きです。