年齢を重ねてもモテる人の条件は何か。渋谷で25年続くバーのマスター・林伸次さんは「若い頃はそんなにモテなかったのに、人生の終盤にモテ期が来ることもある。彼らは、ギラギラすることなく、『バチェロレッテ』の話ができる」という――。

※本稿は、林伸次『結局、人の悩みは人間関係』(産業編集センター)の一部を再編集したものです。

暗い部屋で葉巻とガラスのウイスキーを持つハンサムなエレガントな成熟した男の肖像画
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なぜ、「いつ頃、一番モテましたか」と質問するのか

「モテ期」って言葉がありますよね。ちょっと調べただけですが、これたぶん、日本だけにある概念ですよね。

アメリカ映画の邦題で「モテ期」という言葉が使われたことが何度かあるのですが、原題を見ると全く違う意味でした。

たぶん、日本映画の『モテキ』のヒットにあやかったのだと思います。

ちなみに中国で『モテキ』は『桃花期』というタイトルで、中国の方に聞くと、意味はわかるけど一般的な言葉じゃないとのことでした。

さて、モテ期って人生に3回あるってよく言われますが、どうでしょう? 「言われてみれば」と思う人も結構多いかもしれません。

でも、ちょっと夢がありますよね。「モテ期って3回あるらしいから、人生で後2回は来るぞ~!」って思うこともできます。そういうボーナスみたいな夢が持てる人生って悪くないです。

僕、対談のときや人にインタビューするとき「いつ頃、一番モテましたか?」って質問をよくするんですね。中には「ずっとモテ続けてます。今でもずっとモテてます」っていう最強の方っています。