3)マッカーシーの訪台計画
スタブリディスが指摘した中国の3つ目の不満は、ケビン・マッカーシー米下院議長が台湾訪問を検討していることだ。米政治専門メディアの「パンチボウル・ニュース」は2月に入ってから、マッカーシー訪台の可能性を受けて米国防総省が準備を始めていると報じており、中国がこれに反発を表明している。
中国は台湾を自国の領土の一部と見なしているが、台湾は独立国家を自認している。アメリカは台湾を正式には独立国家として認めていないが、中国が台湾を武力攻撃すれば、台湾を支持すると表明している。
中国外務省の毛寧報道官は先週の会見で、次のように述べた。「中国は、中国の一部である台湾と中国と外交関係がある国々とのいかなる形の公式な交流にも反対する。アメリカの議員らが一つの中国の原則と米中間の3つの共同コミュニケを順守し、米中関係および台湾海峡の平和と安定に悪影響を及ぼす行動を控えることを願う」