他社への応募状況と、選考の進み具合を教えて頂けますか?
(「御社だけ」という場合)本当?
複数の応募先がある中で、当社で働きたい旨をアピールしてほしい
ミドルなら、今や何十社と応募するのが当たり前ですから、他社を受けていても何ら問題ありません。
ただし、応募企業と違う職種や業種に応募している場合、言いっ放しではなく、なぜそこに応募しているかの説明が必要になります。
たとえば、「私が経験を積んだ○○業界も、今回応募した△△業界も、目に見えないサービスを扱う点では一緒ですので」といった具合です。
なお、内定もないし進行途中の企業もないのでは、さすがに訝しく思われる危険性があります。実情がそうでも、「御社と同業の複数にエントリーを検討しています」等と、今後の応募予定について語っておきましょう。
その一方、既に内定を持っていたり、応募企業よりも先の選考段階に進んでいるのであれば、アピールする絶好のチャンスと捉えてください。
実際、他社で高評価されていることは、非常に強い武器となります。状況を伝えつつ、「私が働きたいのは(他社ではなく)御社です」と宣言して、面接官を安心させてください。
たとえばこういう人の場合
42歳男性。大卒後、新卒入社したシステムベンダー会社でネットワークエンジニアとして従事。今回は初めての転職。
NG!
↑これでは転職活動を真剣にやっていないように感じられます。
OK!
現在のところ、前職と同じネットワークエンジニアを募集している通信キャリア3社、ITコンサルタントを募集している外資系コンサルファーム1社に応募しております。
通信キャリアは、3社とも1次面接のスケジュールを調整して頂いている状況です。
コンサルファームは、少々畑違いのように感じましたが、転職エージェントから勧められ、先方の話を聞かせて頂いたところ、私の経験が活かせるのはもちろんのこと、多数のクライアントを回るので、日々の業務に飽きることなく知的好奇心が満たされる点に面白さを感じ、応募した次第です。こちらは現在、最終面接まで進んでおります。
ただ、繰り返しになりますが、御社のネットワークエンジニアになりたいという想いが最優先であるということを付け加えさせてください。
↑現在の応募企業の選考状況を正直に話すのは、当然です。それに加えて、違う職種に応募した経緯や関心をフォローした上で、最終面接まで進んでいることをさりげなくPRできています。そして最後に応募企業に対する入社意欲を念押ししておく。非常に良い回答です。