「大人」「円」はセックスありを示す

大人(大人の関係)=セックスありを示す。
(サポ・割り切り)=「大人」と同義。
食い逃げ=男性が、食事代やお手当を払わずに逃げること。
やり逃げ=大人の関係を持ったのにお手当を払わずに逃げること。
業者=パパ活女子個人を装った風俗業者。援デリ、闇デリ、裏デリとも言う。
魔法=睡眠薬などを使用されてレイプされること。「魔法かけられて警察に通報した」などと使用。
お手当=デートや性行為の対価として支払われるお金、ギャラ。
イチゴ(苺・1.5)=1万5000円。
諭吉(1.0)=1万円。「1諭吉」、「2諭吉」と使用する。
ホ別=ホテル代別。

寿命が短い若者言葉のこと。こうして本書を執筆しているうちにも新しい言葉が生まれ、消えているに違いありません。しかし、パパ活に関して言えば、若者言葉というだけでなく、“隠語”としての意味合いも果たします。むしろ後者のほうが強いともいえます。

なぜなら、出会い系サイト、アプリなどでパパを募集する際に、「3万円くれればセックスもOKです」などと書き込めば、そのメッセージは運営サイドによってすぐ削除されてしまいます。パパ活女子たちは、運営サイドが定めた削除対象ワード検索から逃れようと、隠語でボカしているというわけなのです。

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パパ活そのものを処罰する法令はない

なぜサイトやアプリ上では、あからさまな表現が削除されるのでしょうか。それは出会いを提供する運営者が「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律施行規則」、通称「出会い系サイト規制法」により、警察の指導、監督の下にあるからです。

この規制の目的は犯罪から児童を保護すること。そのため、売春を誘発するワードを放置する運営会社は摘発を受けることになります。逮捕されるのはサイトの運営者で、たとえ摘発対象のサイトを利用していたとしても、利用者が逮捕されることはありません。

では、パパ活そのものは違法なのか、それとも合法なのでしょうか。パパ活は金銭が介在する男女関係だけに、そのあたりを心配される人も多いのが現状です。

結論から言えば、解釈が分かれるところではあります。けれども、パパ活が、本来の意味でのパパ活であれば、基本的に犯罪ではなく処罰するような法令もありません。

例えば、ネットで知り合った女性に、一緒に食事やカラオケに行ってもらい、時間を割いてくれたことに対するお礼として金銭を渡す。この行為が犯罪になるはずがありません。

では、パパ活女子と金銭が介在する肉体関係を持ったケースはどうでしょうか。