働く女性たちの副業になりつつある

スマホで簡単に登録できて、お小遣いがほしいときに、簡単にパパ探しができる上、ほとんどのアプリが無料(男性は有料)で使うことができます。お金持ちの男性の人脈がない普通の女子でも、お小遣いをくれるパパと出会えるようになったというわけです。しかも、アプリに登録するだけで。

その気軽さが、女性たちのパパ活に対するハードルをグッと押し下げたことは間違いありません。

パパ活は今や、学生などの若い女性がお小遣いを稼ぐための手段という域を超え、会社員を始め看護師や幼稚園の先生といった専門職、キャバクラ嬢やガールズバーといった水商売の女性からパート主婦にいたるまで、様々な女性の“副業”と捉えられるまでに広まっています。

同時に近年では、お酒の相手をすることで対価を得る“ギャラ飲み”、会わずにオンライン上で相手をするだけの“リモートパパ活”といった形態も登場しています。つまり、パパ活の細分化が進み始めていのです。

20代独身女性の12.4%が「経験あり」

では、実際にパパ活をしている女性というのは、世間にどの程度の割合で存在するのでしょうか。

「パパ活をしていますか? もしくは過去にしたことがありますか?」という問いに答えた女性は、おおよそ10%です(図表1参照)。つまり、あなたの周囲にいる独身女性の10人に1人がパパ活をしている、もしくは過去にパパ活をした経験があるということになります。これは、かなり多い数値だと感じるのではないでしょうか。

年代別のデータを見ると、やはり20代が最も多く12.4%ですが、40代でも6.9%がパパ活経験者です。若いほど、お手当の金額を高く設定できるのが現状であるため、それも20代パパ活女子を増やしている要因でしょう。

年齢が上がるにつれて経験者の割合が減っていきますが、40代でもパパ活需要があるということは、おそらくは50代にも広がっていると考えられます。パパ側にも幅広い世代がいるということでしょう。

次は男性が気になるお手当についてです(図表2)。