指示された作業を、そのままこなすことに疑問を持てるか?

そもそも、言われたままの作業をこなして満足している人は、コンサルタントに向いていません。

コンサルタントは、現状に疑問を持つことが原点です。通説と言われていることにも疑問を持ち、本当にそうなのか考える。いつものやり方として定着していることにも疑問を持ち、もっと良いやり方が無いのか考える。疑問に持つことが変革の出発点であり、変革マインドはコンサルタントにとって必須の要素です。

上司から指示されたといって、何の疑問も持たない人が、将来、変革を起こす中心人物になれるでしょうか?コンサルタントに必須の要素が欠落していると言わざるを得ません。

余談ではありますが、変革マインド旺盛でコンサルタント向きの人材は、普通の事業会社にあまり向きません。優秀なコンサルタントとして活躍している人は、同じことの繰り返しを嫌います。以前と同じテーマだった、以前と同じ役割だった、以前と同じ作業だった。そういうことに不満を持ちます。何か新しいチャレンジがあり困難を乗り越えていくこと、課題解決を通して自己実現することこそ、コンサルタントの力の源なのです。

一方で、普通の事業会社には、「繰り返し行う」オペレーションというものが必ず存在します。繰り返すことで、収益が恒常的に産まれる。儲かるビジネスモデルができているわけですから、企業として優れているといえます。そうすると「いかに続けるか」が重要で、「いかに変えるか」は、さほど重要視されません。変革マインド旺盛な人材をこういうところに配属してしまうと、不満がどんどんたまってしまい、辞めてしまうかもしれません。

さて、指示に疑問を持つべきと言われても、新人コンサルタントにとっては、極めて難しいと思います。経験豊かな先輩コンサルタントである上司からの指示ですから。

なので、現実的には「守・破・離」の考え方を、キャリアアップに適用することです。それも、コンサルタントならば、高速「守・破・離」です。