ケース5:グラフの数字の意味が読み取れない

キーメッセージが3行もあって内容が冗長で、イマイチ頭に入ってきません。また、積上棒グラフを使って数字を示してはいますが、イマイチどこに着目すればいいのかわかりづらいです。

問題1:縦棒グラフでグラフが小さい

横長のスペースに項目が2つだけの縦棒グラフを載せているので、棒の長さを活かしきれず窮屈な印象です。

問題2:キーメッセージが冗長

キーメッセージが4行もあって長く、中身が頭に入ってきません。また、赤で強調する部分が多すぎて強調の意味をなしていません。

問題3:「99.5時間」がわからない

キーメッセージに書いてある「217.1時間」「117.6時間」「99.5時間削減」などの数字が、どこの数字を指しているのかグラフから読み取ることができません。

改善法:注目してほしい数字は大きく表示

対策1:横棒グラフでスペース活用

豊間根青地『秒で使えるパワポ術 一瞬で操作、一瞬で解決』(KADOKAWA)

横棒グラフにすることで、スペースを有効活用して棒の長さの違いをわかりやすく示すことができました。

対策2:端的に一文で言い切る

一部の情報をグラフに回して、シンプルに一行で言い切りました。強調する部分も絞り、メッセージが一目で伝わるようにしています。

対策3:言いたいことはハッキリ書く

新たにテキストボックスを入れて、注目してほしい数字を明確に示しました。「数字は大きく」することでより目に入りやすくしています。

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