要素を組み合わせて解決する能力

2000年前後のITバブルでは、「デザイナー」と呼ばれる職種が開発者とビジネス専門家の間に入って、多くのビジネスを創り出していました。アグリゲーターはそこからさらに進化した職種で、さまざまな業界の人を巻き込んでプロジェクトを推進する役目を担っていました。

このアグリゲーターこそ、当時の私がぼんやり考えていた理想の職種でした。

いま振り返れば、この「要素を組み合わせて解決する能力」こそ、これからの時代の、垣根のないオープンワールドを生き抜くために必要になる、と確信した瞬間でした。

写真=iStock.com/PeopleImages
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オープンワールドのまったく新しい働き方

こうして私は、限られた時間で成果を出し続ける働き方、そして、「アグリゲーター」という新たな職種にトライするべく起業を決めました。

マイクロソフトを卒業した翌日にクロスリバーという法人を立ち上げ、全メンバーが週休3日で週30時間稼働、完全リモートワーク、副業(複業)しないと入れず、そして、睡眠時間は毎日7時間というアグリゲーター集団を結成しました。

オープンワールドで、まったく新しい働き方の実験を継続するべく、みずから実行に移したのです。

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