帰国後に結婚したが、離婚発覚で離婚

帰国後、早瀬さんは、メーカーの秘書兼事務として働き始めた。一方夫は、就職活動をするが、苦戦。日本語が全くできない夫は、日本の企業に正社員として雇用されることが難しかったため、自治体が開く無料日本語教室に通ったり、知人に紹介してもらった深夜の居酒屋のアルバイトを通ったりして少しずつ覚えていった。

「日本に来たのは彼が望んでのことです。現地では仕事も少なく、給料も良くなかったので、2人でお金をためてからアフリカへ帰って、アフリカで暮らすという計画でした。また、同国出身で元隊員と結婚した人が数人近くに住んでいたので、孤独ではなかったのも彼にとっては救いでした」

結婚してから約2年半後、早瀬さんは息子を出産。産後は実家に息子を預け、約1年後に職場に復帰した。

ところが結婚から約4年後、夫の携帯に残っていた写真から、早瀬さんは不倫を疑う。夫に問い詰めると、一向に認めなかった。だが、メールや持っていた物から不倫関係にあった相手が1人ではなかったことが分かると、早瀬さんは夫を信用することができなくなり、離婚を選択。

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「なかなか正社員として雇用されない夫の代わりに、『私が大黒柱にならなくては』と、頑張りすぎてしまい、夫に対してキツく当たったり、ほったらかしにしてしまったことも、夫に不倫されてしまった一因だったと後から気づきましたが、もともと価値観の違いが大きく、たまたま不倫が離婚のきっかけとなっただけと思っています」

夫は離婚を認めず、調停離婚となり、終了まで10カ月ほどかかった。早瀬さんは、40歳になっていた。