現地・西アフリカの国・ブルキナファソでの出会い

青年海外協力隊で現地に赴くと、ホームステイ生活が始まった。約1カ月経つ頃には、近所に住むアフリカ人男性が、現地での生活に慣れない早瀬さんを、いろいろと助けてくれるように。

彼は買物や生活の手続きに同行してくれたり、彼の友人宅へ連れて行ってくれたりしてくれる。そんな生活から約3カ月後、彼との交際がスタート。

彼は、早瀬さんより7歳年下で、早瀬さんが暮らしていた都市から離れた田舎の小学校の教師だった。そのため、付き合い始めてすぐに遠距離恋愛に。早瀬さんは月に2回ほど彼の田舎を訪れて、彼が勤める小学校でボランティア活動をすることもあった。

 

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彼は、早瀬さんの悩みを聞いてくれたり、早瀬さんの活動に協力してくれたりしてくれて、優しさや思いやりがあり、頼りになる存在となっていく。やがて早瀬さんが2年の任期を終え、帰国しなければならない日が迫って来ると、彼も「日本で暮らしたい」と言う。

当時、周囲には現地の人と結婚した隊員が何人かおり、彼らから結婚に至る経緯やその後の話を聞くと、2人で日本に帰った。

両親に結婚したい旨を話すと、父親は理解してくれたが、母親は大反対。しかし、彼は諦めなかった。早瀬さんの母の日に花を送り、会うたびにいつも気遣う言葉をかけ続け、母の心を少しずつ開いていったのだ。やがて、早瀬さん35歳、彼は28歳で結婚した。