最も無駄な時間は「考える時間」

みなさんは「考える時間」は有意義だと思いますか? 僕は受験勉強を始める前はそう思っていたので、わからないことがあればなるべく自分で考えて答えを出そうとしていました。しかし、これは大間違い。実はこの「考える時間」こそ削るべき無駄な時間なのです。

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誤解のないように補足しておくと、考えること自体は大変意味のある行いです。しかし、受験勉強においては、話は別。一秒を争う戦いである受験では、「考える」ことは無駄な時間になりかねないのです。

そもそも「考える」とはどのような状況を指すのでしょうか。あえて言うならば、「考えるってどういうことだろう」と思う今の行動がまさにその状況だといえますが、これだって答えになっていませんよね。

僕なりに「考える」ということを定義するなら、「知っていることや、わかっていることを組み合わせて、新しい情報にたどり着くこと」といえます。既に持っている情報や知識などを活用し、組み合わせることで、新たな地平へたどり着くための運動を「考える」というのです。

調べれば済むことをいつまでも考えている人は意外に多い

効率よく考えるためには、「答えを出すための道具をもっているか」を確かめなくてはいけません。たとえば、2次方程式の解を求めなさいと言われても、「2次方程式の解の公式」を知らなければ、到底無理な話でしょう。「解の公式」に自力でたどり着いた過去の天才たちのように、死ぬ気で考えればなんとかなるのかもしれません。ですが、そんなことをする時間があるなら、教科書をめくって解の公式を調べたほうがよっぽど早く答えにたどり着けますよね。

調べれば済むような問題をいつまでも腕組みして考え続ける……。これは本当に時間の無駄。「まさかそんなこと」と思うかもしれませんが、僕は実際に「調べればわかること」を前にして考え続ける受験生を何人も見てきました。

これは、「自分が何につまずいているのか」が理解できていなければ誰にでも起こりうることなんです。だからこそ、考え始める前に「自分は何がわかっていないのか」をしっかり確認しなくてはいけません。