「献金目標額のファックス」が次々に届く

信仰で結婚はできるが、生活は現実である。

生活力のある男性と結婚できた女性信徒はよいが、そうではないケースも仄聞そくぶんする。

櫻井義秀『霊と金』(新潮新書)

高学歴社会の韓国で、配偶者に恵まれない地方在住の男性はどのような学歴や職業の人物であろうか。1990年代の日本女性の平均的な大学進学率は4割に達していた。おそらくは、彼女達の生活水準や学歴達成を、自分たちの子供にかなえてやることも難しいのではないかと心配になる。

もっとも、韓国に嫁いだ女性信徒達は、世界の中心たる韓国にいるということで、日本の旧統一教会が負うミッションから逃れることができる。

文鮮明によれば、韓国はアダム国家で日本はエバ国家、アダムを堕落させたエバがアダムに仕える(はべるという言い方もする)のは当然となる。

大変なのは、日本で生活をしている祝福家庭の信徒達である。

祝福を受けて原罪のない子供を産み、理想の家庭を築こうという時に、教祖の命を受けた日本本部から、次々と献金目標額のファックスが届くのである。

旧統一教会の信徒たるもの、再臨主の願いに応えないわけにはいかない。問題は、どこからそのお金をかき集めてくるのか、である。

関連記事
「安倍元首相の死は自業自得だ」と言う安倍批判派の人たちに伝えたい「安倍晋三・昭恵夫妻」の知られざる姿
元海自特殊部隊員が語る「中国が尖閣諸島に手を出せない理由」【2020年BEST5】
4700億円以上をアメリカに送金済み…統一教会が日本人信者から徹底的に巻き上げた本当の理由
旧統一教会元信者が解明「夫と長男が自殺し、次男が元首相を殺害…それでも信者を続ける母親の"頭の中"」
「どんな人なのかが一発でわかる」銀座のママが初対面で必ず確認する"身体の部位"