遅刻に怒る人はリカバリー力が足りていない
時間を守らなくてもいいと考える、おおらかな人のほうがうまくいきます。
僕は時間通りに動けない自覚があるので、割り切って生きています。
時間を守れない人とは「一緒に働きたくない」と言う人や、「友達になりたくない」と言う人もいますが、そういう人とは一緒に仕事をしない、友達にもなれないと割り切っています。
だって、僕は時間を守れないんですもん。
時間を守らないことくらいで怒るのは、器が小さいのではないかと思います。自分の思い通り、予定通りにならないと不快に感じるってことですから。
仕事やプロジェクトは、運がよければ予定通りに物事が進みます。
でも、思い通りにならないことも、予定から外れてしまうことも必ずあります。そんなときに怒ったからといって、世界は変わりません。
犬の糞を踏んで怒っても、踏んだ事実が変わらないのと同じです。
予定からズレたときにやるべきは、“怒ること”ではなく“リカバリー”であり、“同じようなことが起きないための仕組み作り”です。
状況を把握して、前向きに展開できる人のほうが仕事はうまくいきます。だから遅刻したくらいで怒る人とは、一緒に仕事をしないほうが、長い目でみたときには、いいと思ってるんですよ。
時間を守らなくてもいいと考える、おおらかな人と関係を結ぶことで、結果的に何事もうまくいくのではないでしょうか。
「毎日少しずつ」よりも「ひとつのことに1日かける」
やりたいことを、やりたいだけやりましょう。
やりたいことがたくさんあるなら、ひたすら「やりたいようにやる」のが正解です。
たとえば、ピアノをやりたい日はピアノを12時間弾き続ければいいですし、プログラミングがおもしろいと思ったら、2週間ぶっ続けでやってもいいと思います。
ちなみに、プログラミングは少しずつ進めるのがむずかしい面があります。途中でいったんやめて、また再開する際に、それまでの流れを見直すことになるので、ぶっ続けで終わらせるほうが効率的です。1日3時間ずつプログラミングをやろうとすると、失敗しやすくなります。
でも、これはプログラミングに限った話ではありません。集中する時間が長ければ長いほど、物事を進める能力は高くなります。何かしらの分野について暗記するにしても、集中力を長く保てると効率よく覚えることができます。
基本的に、人は好きなこと、楽しいことには集中しやすいものです。やりたいことがたくさんあるということは、いろいろなものが好きだということ。つまり、いろいろなものに集中できるということでもあります。
なので、1日に1時間ずつ、たくさんのことをこなすのではなく、ひとつのことに丸1日しっかり取り組んで、集中できる時間を延ばすほうが、習熟度は上がるのではないかなと思います。