夏休みの宿題の進め方が、その後の人生を決める

自分がやりたくないことを、やらざるを得ないときがありますよね。

僕は、やらざるを得ないことは、締め切りギリギリまで引っ張り続けます。夏休みの宿題を8月31日にやる派なんですよ。

小学生の頃の“夏休みの宿題をいつやるか”問題は、ささいな話のようで、案外その後の人生や、その人のタイプを決める要素になりますよね。

7月からコツコツ進めて、夏休み全体を通して宿題を終わらせる人もいます。あとで苦労したくないからと、夏休みの最初の段階、7月には全部終わらせるという人もいます。前もってちゃんと終わらせるのは、高学歴タイプの人に多いんですよね。

鉛筆を持つ手
写真=iStock.com/Khamhoung Panyavong
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なぜ8月31日まで宿題に一切手を付けなかったのか

僕はというと、8月31日まで、まったく手をつけません。

宿題をざっと見て、「これは1日頑張ればいけるな」とわかると、「8月31日以外は何もしなくていい」と考えます。それで、31日には「あわよくば学校が消滅すれば、宿題しなくていいのにな」と思いながら宿題をしていました。

これは小学生のときの話ですが、僕の人生は、今もこのままです。

今でも、「どれくらい時間をかければ終わるか」と、まずは逆算をします。

それで、2時間かければ終わるとわかったら、締め切り2時間前にスタートします。この時点では、もうやるしか選択肢がないので、必死にやるんですよ。つまり、僕は小学生の頃から、何も変わっていないということです。でも、これは僕だけではありませんよね。たいていの人は、宿題や仕事のやり方は、子どもの頃から同じなのではないでしょうか。