空気中の湿度が高ければ高いほど、水分は蒸発しにくくなります。梅雨時に体がベタついてしまうのも汗がうまく蒸発できていないからです。
冬は汗を分泌する汗腺の機能がもっとも低下している時季なので、暖かくなったら、これを活性化させる必要があります。
しかし現代ではエアコンの普及に伴い、季節の温度変化にうまく対応できない人が増えているといえます。
汗腺を起こして体を「夏モード」に切り替える
体づくりの方法はいろいろありますが、ジョギングであれば1日に15~20分。これを2週間続けてください。
一度、汗をかける体になってしまえば毎日やる必要はありません。あくまでも汗腺を起こし、順応するまでに最低でも2週間くらいかかるということです。
運動するのが大変であれば、ぬるめのお風呂に15~20分浸かりながら、じんわりと体を温めてもよいでしょう。少しお金はかかってしまいますが、サウナやホットヨガであれば刺激が強いぶん、毎日頑張らなくても何回か行くだけですぐに汗をかける体になります。
私は汗をかける体にすることを“冬モードから夏モードに体を切り替える”と称していますが、スイッチを切り替える作業は自律神経の仕事です。
自律神経の乱れは気象病の原因でもありますので、生活の質を高めるうえでも少しの運動を心がけてみてください。