鶏肉中心に、料理法は「茹でる・煮る」

一方、男女ともに悪影響が見られないのが鶏肉です。次いで豚肉となります。これが、今の段階で最も信頼すべき最新の研究データです。肉好きな人は、鶏肉を中心に食べるようにしてください。

また、調理法によっても食の安全性に差が出ます。高温で調理するほど、老化促進物質AGEが増えてしまうので、揚げるよりは茹でる・煮るといった方法を選ぶとベターです。

もちろん、魚には魚の、野菜には野菜の良さがありますから、いろいろなものをバランス良く食べましょう。ただ、ご飯やパン、麺類といった炭水化物は少なめにしてください。食べるとしたら、単体ではなく、肉や魚、野菜と一緒に食べましょう。

写真=iStock.com/kaorinne
※写真はイメージです

太らないためには「量の我慢」より「内容の工夫」

太らないために必要なのは、「量の我慢」ではありません。「内容の工夫」です。それを知れば、「太りたくはないけれど食べたい」は簡単に叶います。

今回の太らない食事の新常識のように、今、世の中には多くの間違った医療情報が発信されてしまっている現実があります。

そこで、データをもとに、より信憑性の高い健康情報を詳しく解説すべく、YouTubeチャンネル「AGE牧田クリニックチャンネル」を開設しました。

老化の原因であるAGE研究のスペシャリストである私が、今日から実践できる、具体的な方法と最新情報を語りますので、ご興味のある方はぜひこちらもご高覧ください。

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