貴重な人生の時間を無駄にしない

「いい人」を演じ続けていると、素の自分が呼吸できなくなり、それもまた別のストレスになります。

本心ではこういうふうにしたいと思っても、それを出すと嫌われたり、トラブルになったりするかもしれない……。

そうやって「いい人」の仮面をかぶり続け、自分の考えや信念を常に隠して生きるのなら、その人自身は何のために生きているのかという話になります。

その人はこのうえなく貴重な人生の時間を無駄にしてしまっています。

写真撮影=永井浩
建巧寺にて

「仮面」と「素」のバランスを

できることなら、いつも自分の気持ちや考えに素直に生きることができればよいのですが、相手がいるとなかなかそうもいきません。

「いい人」という仮面はとても便利ですが、その便利さにおぼれてしまってはいけません。

「いい人」という仮面を必要に応じてときおり使いつつ、なるべく素で生きる時間を長くする。そのバランスを上手に工夫していきたいものです。

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