「ボランティアをして喜んでもらった」だけでは評価されない

逆に、学生目線では就活で評価されそうに見えるエピソードでも、採用担当者から見ると「この学生が弊社でカネを稼いでくれそうか資料として不十分」なため落ちやすくなるものがあります。これまでの相談例から、典型的な「実は落ちやすいエピソード」をご紹介します。

自転車旅行/バックパック経験

体力を示すことはできますが、上記3要素のうち「自主的に動ける人間」であることしか示すことができていません。たとえば同じ自転車日本一周でも、「5人でチームを組んで脱落しそうな仲間を支え完走し、それを動画配信して収益化した」なら、3要素すべてを満たすため通過率はぐっと上がるでしょう。

資格試験や勉強で頑張った経験

勉学へ励んだ努力は素晴らしいのですが、こちらも「自主的に動ける人間」である点しか示すことができません。受ける企業で必須となる資格であれば有利に働きますが、それ以外の分野ではよい反応を得られないでしょう。最悪「その資格じゃ就職できなくて仕方なくウチを受けているのかな?」と邪推される恐れすらあります。

同じエピソードでもたとえば「10人で勉強会を開催し全員合格できた。さらにそのときの勉強ノートをPDF化して1000円でオンライン販売し安定収入を得ている」なら、3要素をすべて満たすことができます。

趣味/ボランティア経験

熱中することがあるのは素晴らしいのですが、趣味をどんなに頑張っても企業の利益にはつながりません。特に「人から喜んでいただけた」などの質的成果は採用担当者から見ると「よかったね、それで君は弊社でいくらカネを稼げるの?」とツッコミたくなる余地を作ってしまいます。趣味やボランティア経験について語るときは、事業として黒字化へ励んだ経験や働かないメンバーにやる気を出させた経験など、企業の収益化へつながりそうなエピソードにすれば、通過率を飛躍的に上げられます。