「わたしは仕事師である」と思い込む

こうした場合には、クールな態度で「わたしは仕事師(仕事人)である」と割り切って淡々と作業をこなすのが正解だと思います。

春日武彦『こころの違和感 診察室』(河出新書)

感情なんか交えずに、どんな内容であろうととにかくベストの成果を出してみせる寡黙なプロフェッショナルといった感じですね。ゴルゴ13的かもしれない。あえて自分をそういったキャラクターに重ねてみるのは効果的であります。

それから、作業に取り掛かる前に助走をつけると集中モードに入りやすい。

例としてわたしが原稿を書く場合、とにかく最初の数行は書いておく。したがって、本格的に作業に入るときはその数行に続けて書いていく形になる。真っ白な画面から始めるよりは、数行が既に書かれていると勢いがつけやすくなります。

結局はその数行を削除してしまう場合もありますが、それでもその時点でわたしは集中モードに突入しています。もちろんこの原稿も、そんなふうに助走をつけて書きました。

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