高校に合格するも…

中2からほとんど学校へ行かなかった山添さんだが、出席日数が少なくても受験ができた私立の高校に合格。やはり最初は少しだけ期待して通ってみるが、やがて通えなくなっていく。

「兄たちに比べ、偏差値の低い高校にしか入れなかった私に対して、両親が恥ずかしがっていることが手に取るように分かり、いたたまれない気持ちになりました。夢も希望もなく、いつも最終的には死のうと思うのですが、どうしても怖くてできませんでした……」

結局、山添さんは高2の半ばから全く通わなくなり、高3で中退。それから長いひきこもり期間に突入するのだった(以下、後編へ)。

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