「掃除機は一家に1台」という思い込みをなくす

部屋を見渡せば、ホコリも目につくし、床にお菓子のカスがこぼれたまま。掃除しなくちゃならないのは分かっているけど、疲れてるし、やりたくないなあと、どうしても面倒に感じてしまいます。

写真=iStock.com/monzenmachi
※写真はイメージです

掃除機をかけたり、ワイパーをかけたり、それ自体はそれほど大変じゃない気がします。目の前に道具さえあれば、そんなに苦ではありません。

道具をわざわざ持ってきて、それをまた片付けて、という一連の動作が面倒なんじゃないかな、と思うんです。そう、「目の前に道具さえあれば」、掃除は面倒という気持ちが劇的に減るんです。

私の家は2階建てなので、掃除道具を1階用と2階用、別々に用意することにしました。

1階は、階段下の収納スペースに、ダイソンの掃除機とそのほかの掃除道具を入れました。モップ類は立てかけておくと倒れて扱いにくく、その部分の床の掃除も面倒なので、突っ張り棒を渡すなどして、吊るしておきます。そして、2階用の掃除機としてマキタの製品を買いました。

掃除道具の収納も、食品ストックと同様に、何がどこにあるかパッと見て分かるようにするのがポイントです。

2台めの掃除機なんてぜいたくな出費かなと心配でしたが、結果は大正解。掃除のハードルが劇的に下がりました!

1階から2階に掃除機を運ばなければならないと思うだけでどんよりしていましたが、それぞれの階に置くだけでこんなにも掃除をする気になれるんだ、と自分でも驚きです。

置く場所を決めていれば、道具は出しっぱなしでいい

「やろう!」と思ったときに、そのための道具を取りに行く動作、かかる時間を考えただけで、やる気を失っちゃいますよね。

コロコロや、クイックルハンディが、さっと手にとれる場所にあったら、「ちょっとやるか」という気になるものです。

だから、手にとりやすくて戻しやすいリビング・ダイニングの真ん中に出しっぱなしにしています。

洗面所は髪が落ちたりしてまめに掃除をしたい場所ですが、床にモノがあるといちいちどかさなければならなくて、これもまた面倒です。

そこで、吊るせるモノはなんでも吊るすことにしました。この「吊るす」という技が掃除をしやすくするポイントです。

もちろん掃除用のコロコロも吊るしています。それから、スポンジホルダーとスポンジをガラス面に貼り付けて、ビニールの手袋もお風呂場のドアに引っ掛けるようにしました。