「冷蔵庫を見れば一目瞭然」家がきれいな人は収納がうまい
種類があると「便利」に思えるモノは、ついつい数を買い込みがちです。でもそれが、かえって手間を増やしてしまうこともあるんです。
たとえば食品ストック。ストックしておくほうがいざ買い物に行けなかったときに「便利」で「安心」という心理が働きますが、実はこれが暮らしのプチストレスを生んでいます。
買い過ぎを防ぐためには、どのくらいストックがあるのか記憶しやすくすること……なんですが、引き出しや棚にいろいろな食材がギュウギュウに詰まっていると、全体の量が分かりにくいですよね。
パッと見たときに何がどれだけあるか把握できず、ついなかったような気がして、また買ってくるということが起きてしまいます。
「引き出しに入れようと思ったら、あ! 同じモノがあった! 1つならまだしも2つもあった! しかも賞味期限が切れている……」
これだけでもう、うんざりですよね。
この時期、年末年始に向けた買い出しという面倒な作業があります。収納スペースの確保のためにも、食品ストックを整理するきっかけにしてはいかがでしょうか。
まずは――
賞味期限切れの食品もたくさん出てきてショックを受けると思いますが、これがリセットするいいチャンスです。残念ですが、廃棄するしかありません。
ストックを見れば、買い物のクセが分かる
栄養価が高そうだからと買った豆の缶詰は家族が好きでないので結局使っていない。一度試してみようと買ったエスニックスパイスも使わずじまい……。こんなことからも家族の食の好みや、自分の味の傾向も見えてきます。
ダブっている買い置きが見つかったら、実際に使いきれるのか、こんなに必要なのか、あらためて考えてみましょう。
すると、自分の買い物のクセも見えてきます。長期間ストックされたままの食品の傾向が分かると、次からは無駄買いをしなくなりますから、結果的にお金の節約にもなりますよ。
食品ストックの収納は、ファイルボックスなどを使って「乾物系」「麺類」「缶詰」などのグループごとに仕切っておくと、分かりやすくなります。
ボックスの中のモノは、なるべく立てるようにしましょう。重ねてしまうと下のほうのモノが見にくくなって、結局忘れてしまいます。目的は、ざっと俯瞰して「何と何はある!」とひと目で分かる状態にすること。パッと見て把握できると、無意識に記憶できるようになりますよ。