転売批判の矛先となるメルカリも動き出した

フリーマーケットサイトはたびたび高額転売に利用され、一般消費者の非難の対象となることが多い。こうした状況を受け、業界最大手メルカリは一部商品で対策を始めている。

11月、メルカリとUSJはメルカリ上で高額転売されているUSJの商品やチケットなどの転売対策で連携を発表。2社間で商品発売情報を事前に共有することで、特定の新商品発売前後の注意喚起や権利侵害品対策を実施した。まずは人気漫画『鬼滅の刃』とのコラボグッズ「禰豆子ポップコーンバケツ」を対象としている。

メルカリは続く12月、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ3社とも、転売対策に向けた包括連携協定締結を発表している。事前共有した情報を基に出品物を監視して、高額転売品や不正入手した商品などについて、コンビニ各社と協議しながら出品を防止するという。

PS5購入者は外箱に「×印」「名前記入」

冒頭でご紹介したPS5でも、販売店舗で転売対策が行われている。GEOでは店頭での受取時にコントローラーの梱包材に×印を記入させ、ノジマでは油性ペンなどで箱の内外に購入者の名前を記入させる対策をとっている。ゲーム機買い取り業者が箱などに何かが記入されている場合にはPS5を買い取らない、あるいは中古品として査定すると発表しており、転売対策となると考えられるためだ。

写真=iStock.com/Girts Ragelis
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その他ビックカメラでも、人気のトレーディングカードの新商品販売時には、箱を包むシュリンク包装をその場で開封してもらう措置をとるなど、各店舗で転売対策は進んでいる。

しかし、このような対策があってもなお転売行為は止まらない。先ほど例に挙げたUSJの「禰豆子ポップコーンバケツ」も、メルカリは価格が急騰しているとして冷静な判断を呼び掛けているが、実際には7千円~1万円超の高値で取引が成立している。