待っているだけではピンチの後にチャンスは来ない
成功と失敗、どちらが多いかと言えば、失敗のほうでしょう。
成功と失敗、どちらが先に存在するのかと言えば、こちらも失敗です。
成功は、常に、失敗の先に存在します。
失敗は成功の母です。
しかし、「失敗の数が多いほど成功しやすい」「失敗すればするほど成長する」とはかぎりません。ただ失敗するだけでは、成功をつかむことなんてできません。失敗の数が積み重なるだけです。
失敗の先に成功をつかみ取るには、「自分がした失敗の原因を分析し、次に向けた改善を行う」ことをやらねばなりません。「失敗→改善」のサイクルを愚直に繰り返した人だけが、成功を手にできる。私はそう考えています。
よく言われる「ピンチはチャンス」という言葉も、「ピンチを切り抜けると、次にチャンスが待っている」という単純な意味ではありません。
ピンチに陥りながらも、先々の手を打っている人だけが、チャンスを「呼び込む」ことができます。
チャンスは、待つものではなく、呼び込むものなのです。
失敗しても学びに変えればいい
多くの人は、「負けたくない、失敗したくない、恥をかきたくない」とリスクに怯え、一歩を踏み出そうとしません。良くない結果が出ることを恐れすぎています。
ですが、やる前から「結果」がわかっていること、やる前から「成功」が約束されていることなどひとつもありません。
「勝つか、負けるか」「結果が出るか、出ないか」「成功するか、しないか」はやってみないとわからないのです。
結果を出したいのなら、「やる」しかない。実際に行動しなかったら、前に進むことなく、ずっと同じ場所にとどまるだけです。
行動した結果、仮に失敗したのなら、それを学びに変えればいい。
ピンチに陥っても、失敗をしても、そこで何かを学び、新たな一歩を踏み出せばいいのです。